現在、レンジャーたちは、朝6時から夕方までレメック地区のパトロールを行っており、犯罪への対応を迅速に行っています。例えば、密猟や無許可での人やペットの侵入防止、違法な放牧の監視などです。
また、病気やケガを負った野生動物を見つけたらケニア野生動物公社(KWS)へ報告し獣医を呼んで治療したり、伝染病の蔓延を未然に防ぐことができます。
観光客が野生動物に近づき過ぎて狩りの邪魔をしたり、草食獣が草を求めて移動するルートに影響を与えないように注意を促します。
また、チーターなどの絶滅の危機に瀕している野生動物の子どもが天敵に襲われないようにパトロールカーで間に割って入ることもあります。
我々は地道に、そして確実に絶滅の危機に瀕している野生動物たちを守っているのです。
レメック・コンサーバンシーでは現在新たに地図を作っています。広大な土地のため、かなり時間はかかっていますが地図の作成は進行中です。この製作は日本のJWCの協力のもと、GPSを使用して、細かく地道な作業が進められています。
また、レメック・コンサーバンシーのパンフレット製作も企画中です。レメック内で見られる主な野生動物や植物、見過ごされがちな爬虫類や昆虫などを組み込みながら、観光客に配布できるものを考えています。レメック・コンサーバンシー内には2つのロッジやキャンプサイトがいくつかあります。観光で訪れる人はこれらのロッジやキャンプに宿泊し、サファリ(動物観察)を楽しむ事ができます。