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| 動物・環境ニュース2012/04/26 密猟者との銃撃戦 4月21日深夜、ケニアのPokot西郡でレンジャーと密猟者の銃撃戦が起こりました。 ケニア野生生物公社(KWS)のレンジャーとの激しい撃ち合いにより、5人の密猟者たちが倒れ、1人は逃走したままです。 40分にわたり続いた銃撃戦によって2人のレンジャーが負傷しました。1人はナイロビに運ばれ、さらなる治療を受けています。 ゾウの牙50kgに加え3つのライフルと15弾の銃弾が回収されました。 警察は銃撃の最中に到着しましたが、逃げた容疑者への激しい追跡は今も行われています。 KWSは密猟と野生動物製品の違法所持を無くすため、これまで以上に活動に取り組んでいます。 Kenya Wildlife Service 2012/4/21より 2012/03/06 地球上でたった一匹のカエル 両生類の生息数は世界で減少しつつあります。 地球上最後の2匹とされたカエルRabbs' fringe-limbed tree frog(Ecnomiohyla rabborum)のうち、一匹がアトランタ動物園で死亡しました。現在このカエル種で生存が確認されているのは、残されたもう一匹だけとなっています。 この種のカエルは、2005年にパナマで初めて発見されましたが、「カエルツボカビ症(※)」という病気によって、野生での生息数が脅かされ始めていました。この病気で多くの野生両性類が絶滅に追いやられています。 今回残された最後のオスのカエルは、現在アトランタ植物園で保護されています。アトランタ動物園は、地球規模で減少する爬虫類と両生類のため、この危機に対処する中心となって活動しています。 Wildlife Extra より ---------------------------------------------------------------------------- ※カエルツボカビ症:ツボカビが引き起こす、両生類の致死的感染症。カエルの皮膚に寄生・繁殖し、カエルの皮膚呼吸を妨げます。野生に生息する両生類の激減・絶滅を引き起こしていると考えられている、深刻な疾病です。しかしカエルによっては感染しても発病しない種もあります。 2012/02/28 人間を避けるクマ かつて絶滅寸前だったスカンジナビアに生息するヒグマは、現在生息数を回復しつつあります。しかし2006年に起こったクマの襲撃が致命的となり、ノルウェーとスウェーデンでの一般市民の保護活動への支持は下がっています。 つい最近発表された研究結果によれば、クマが人間を襲う危険性は少ないようです。クマと人間が出くわした時、逃げるのはクマだというのです。 1930年にノルウェーとスウェーデンを合わせ約130頭だったヒグマ(Ursus arctos L.)の生息数は、現在ノルウェーで166頭、スウェーデンで3300頭にまで回復しています。 生息数が5000頭にまで増加した1800年代中頃は、確かにヒグマによる襲撃事故が多発しました。これは数の増加に伴いヒグマが生息地を広げたこと、そして人間もまた活動範囲を広げ、ヒグマの生息地に介入していたためです。 ヒグマの行動を研究したチームは、GPSを装着したヒグマ30頭を対象に、接近すると彼らがどういう行動をとるのか実験を行ないました。GPSで位置を確認しながらヒグマに接近し、臭いで自分たちの存在をヒグマに気付かせました。 実験の結果、実際にヒグマを目撃したのは15%で、そのうちどのヒグマも攻撃的な態度を示しませんでした。また接近したにも関わらず、80%の割合でヒグマは目撃できず、近付くにつれヒグマが遠ざかっていくのがGPSで確認されました。 研究者たちは、今回の新しい研究結果で「クマは危険」という印象を変えることが出来るかもしれないと期待しています。ヨーロッパのヒグマは一般的に臆病な性格で、攻撃的になるのは、負傷していたり子どもと一緒の時、また危険を感じた時と考えられています。 Wildlife News 2012/2/21より 2012/02/27 動物取引の罪で逮捕 国際野生生物犯罪組織は、イギリスの32歳の男性を、野生動物取引の罪で逮捕することに成功しました。 2009年3月から2010年8月の間、彼はインターネットの通販サイトで貴重な鳥の剥製を100点以上販売し、2万イギリスポンド(約250万円)以上を売り上げていたことが分かりました。 偽の許可証を印刷し、絶滅危惧種の鳥を世界中に販売していたとして、彼には懲役8ヶ月の刑が言い渡され、罪を認めています。 Wildlife News 2012/2/11より 2012/01/27 新種の数が判明 2009年に新種として発見された生物(植物含む)は19,232種にわたり、その半分以上が昆虫であることが発表されました。これはアリゾナ州立大学の新種発見を目指す国際チームによって発表されたものです。 次に多かったのは、維管束植物種(シダ植物と種子植物)で約11%でした。発見された19,232種のうち、鳥は7種、哺乳類は41種、そして1,487種がクモやダニといったクモ形類でした。 さらに、2009年の新種発見数は、2008年度に比べ5.6%増えていました。 今回のレポートを提出した昆虫学者のウィーラー氏によれば、10万種の植物や動物種がいまだ発見されずに待っていると推測されています。 Wildlife Extra より 2012/01/19 ハワイのアザラシ 生物多様性センターは、先日、深刻な絶滅の危機にあるハワイモンクアザラシ3頭が殺された件に関して、情報提供者に3万ドルの報奨金を提供しています。 野生生物担当員によれば、2頭のハワイモンクアザラシは撲殺され、3頭目は射殺されました。さらに、4頭目の死亡も疑わしいとして調査中です。ハワイモンクアザラシは世界でもっとも珍しい海洋哺乳類に入ります。現在の生息数は1,100頭のみで、その数は餓死やその他の要因によって減少しています。 「このような、特に絶滅の危機に瀕している動物種を殺害することは大変ショックなことです。」とセンターの担当者は話します。「ハワイのビーチは野生動物にとって安全な天国であるべきなのです。」 多くのモンクアザラシがハワイ本島に生息しており、ここでの生存率は他のハワイ諸島よりもはるかに高いと分かっています。 「ハワイモンクアザラシは人間よりも先にこの島々に生息していました。しかしその人間が絶滅に追いやったと考えるのはつらいことです。」とセンター担当者は話します。 Wildlife Extra より 2011/12/19 過去最高量−象牙15トン押収 2011年12月、マレーシア西部のボートケランで15トンもの象牙が押収されました。マレーシアにおいて過去最高の量と考えられます。 ケニアから出港したこの象牙は、“手作りのサンドストーン製品”という表記されたコンテナに隠されていました。アフリカゾウ1頭の象牙の重さを約30キロとすると、250頭ものゾウが犠牲になったことになります。今回の押収はおそらくアジア最高量であり、これまでは2002年にシンガポールで押収された6.5トンが最高量でした。 2009年〜2011年にかけて、エレファント・トレード・インフォメーション・システム(ETIS) は1日に4回の押収を記録している計算となります。 「象牙の不法取引は麻薬や武器なども密輸する国際的な暴力団にとって低リスクでありながら報酬が大きいものになっています。」と IFAW(国際動物福祉基金)のケルビン・アリー氏は言います。「象牙のために殺されたゾウは、銃弾を何十発も打ち込まれているか、毒や罠によって苦しみながら死んでいるのです。」 IFAW は現在インターポール(国際刑事警察機構)とともに、 2012年に始動する“WISDOM プロジェクト”を手掛けています。このプロジェクトで象牙密猟に歯止めをかけ、最終的に世界の象牙密猟を全面禁止することを願っています、とアリー氏は話します。 Wildlife Extra Newsより 2011/12/05 オランウータンの減少 マレーシアのキナバタンガン川の下流(サバ州の東海岸にある)では、過去7年間で300匹のオランウータンが死亡しています。 最新調査でキナバタンガン川下流に生息するオランウータンの減少が判明しました。要因は森林の孤立と生息地の減少だと、HUTAN-キナバタンガン・オランウータン保護プログラム(KOCP)のマーク・アンクレナズ氏は説明します。 サバ州の野生動物の生息数に関して言うと、最大の脅威は土地の分断化です。これは、農業発展によって森林の中に小島がうまれていることを意味しており、この小島は孤立し完全に人口地に囲まれた環境となっています。 「野生動物にとって次々に場所を動くことは困難です。その結果、近親交配を導き、生息数減少へとつながります。これはまさに私達がキナバタンガン下流で今見ていることです。」とアンクレアズ氏は話します。 彼はこの問題がパームオイル産業に本質的に関係していると指摘し、この状況を正す必要があると信じています。「私達は、実際に再植林し、野生動物が移動できるようなルートや場所を確保することでこの状況を改善することが出来るのです。」 Wildlife Extra Newsより 2011/11/29 甲虫の新種見つかる アリモドキ科のスペシャリストとして世界的に知られているディミトリー・テルノヴ博士が、ワラセア(インドネシアの島々の一群)とニューギニアでアリのような甲虫の新種が84種見つかったと発表しました。 過去15年間彼は、ペルー、マダガスカル、中国南部やオーストラリアなどで150種以上もの甲虫の新種を発見してきました。 そして最近3度にわたってこの地を訪れた結果、23の島から84の新種を発見しました。驚くことにこのうちの2種のみが近隣の自然で発見され、ごく近くのオーストラリアにはどの種も生息していません。現在108種のヒゲナガクビボソムシが今回の研究地域で発見されており、その99%がこの地特有です。インド・オーストラリアは地球上のヒゲナガクビボソムシのホットスポットともいえます。 Wildlife Extra News より 2011/11/29 アリゾナ州でジャガー発見 11月19日、ハンターよりアリゾナ州魚類鳥獣部にジャカーのレポートが寄せられました。 そのハンターは、犬を使ってマウンテンライオンのハンティングを行っていたところ、犬が追いかけた動物がジャガーだと分かり、木の上に追い詰められたジャガーを写真とビデオで撮影しました。撮り終えたハンターはその場を立ち去り、ジャガーの様子を観察していました。ジャガーは15分くらいじっとしていましたが、その後、南に向かって去っていったそうです。 ハンターが捕えた映像からジャガーは成獣のオスで、体重はおよそ90kgあり、健康状態が良好にあると判断されました。これから生物学者によって、これまでに記録されたことのあるジャガーかどうか調査されます。また付近に落ちていた毛からDNA鑑定も行うことになっています。 ジャガーは1973年より、アメリカ以外では、絶滅危惧種保護法によって守られるようになり、アメリカでも1997年にアリゾナ州とメキシコの国境付近でジャガーが確認されて以来守られてきました。 アリゾナ州では2009年に最後のジャガーが亡くなってから、この州のジャガーは絶滅したと考えられていたため、もしこのジャガーが今まで記録されていたジャガーではない場合、新たな発見となります。 Wildlife Extra News より
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