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WILDLIFE VIEW

JWC会報誌 WILDLIFE VIEW 第5号

特集1  地球からの贈り物、聖獣ジャイアントパンダ

 クマ科にするか、アライグマ科にするか、独立したジャイアントパンダ科にするのかで、学会を混乱させ続けていたこの神秘的な動物に、クマ科の判定が下されたのはDNA分析が進歩した2005年、つい最近のことである。それほど、ジャイアントパンダは謎めいた部分の多い動物なのだ。
 中国の寒冷な山の奥深く、800万年前の太古から変わらぬスタイルでひっそりと生きる彼らは、クマの仲間であるにも関わらず、無駄な殺生や争いを避け、ひたすら竹を食べ続ける平穏な日々を貫く。その不変ともいえる平和主義な生き様は、孤高の仙人をも連想させる達観した雰囲気に満ち溢れている。だからこそ彼らは、世界中の誰からも愛され、出会う総ての人達を温かな優しい気持ちにしてくれる特別な存在なのだと思う。

特集3  ハイイロオオカミのジレンマ

 勇敢で賢く感情豊かなオオカミは、大自然の強大な力の象徴として、また神秘的な魂の象徴として、太古から人々の信仰の対象となっていた。アメリカでも古くから先住民にとって、オオカミは絶対的な存在だった。インディアンたちが語り継いだ神話の中で、オオカミは、未熟な地球の形成を手助けし、人類を生み出し、窮地に陥った人々を救い、傷を癒し、慈しむ崇高な存在として信じられてきたのだ。
 そんな神聖な動物が、一度は絶滅に瀕したアメリカの大地で、近年奇跡的な復活を遂げた。そのオオカミに、今再び受難が訪れようとしている。人間は、どこまで自分勝手にそして傲慢に、神秘の大自然を操ろうとしているのだろうか?

特集5  霧の中に舞う、虹色の羽ばたき

 奇跡の美を身にまとった妖精ケツアール。目の醒めるようなエメラルドグリーンの体に、深紅の胸、愛らしい黄色い嘴。光の具合で、その彩りは無限に変化し、色鮮やかな生命が集う神秘のジャングルといえど、この鳥にかなうものはない。オスは長くて繊細な飾羽をもち、飛び立つ瞬間のその神々しさは、古代マヤの時代から人々を魅了し続けてきたのだった。

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